漏水に伴う給水管更新工事(木造戸建て1F)

●木造戸建て住宅の地中埋設管(塩ビ管)が漏水していて、あらゆる調査の結果、建物すべての給水管を取り替えた時の施工事例です。ポイントは、そのに至るまでの経緯にあると思います。通常、給水管(排水は除く)に使用される材質の内、塩ビ管は、衝撃と熱には弱いのですが、素材自体の耐食性はある材質と言われます。それでも、何らかの理由で突然漏水が起きる事があります。そんな時に大事なのは、漏水がしたからと言って、早々に「全部ダメ」と判断するのは気が早いと私は思います。

なので、この現場ではまず、調査を厳密に行っております。その調査は簡単ではありませんが、地上の漏水とは違って、漏水箇所が特定出来ないのがほとんです。そんな中、何をすするかと言えば、まずは音で確認します、但し、塩ビ管は音の伝導率が悪いため、微漏水では聞こえない事が多々あります。なので、次に給水管の経路(ルート)を確認します。確認する為には、今までの現場経験を活かし、まずは、主用な配管を見付けます。(見付けられない事もあります)見つけたら、その管を一旦切断して片側を止め、水の方向と往き先を確認します。それは、その調査によって、一部更新か全部交換かが左右されるからです。

場合によっては、色んな場所を壊さないと配管出来なかったり、足場や解体工事を伴ったりしますので、予算が膨らみ負担が大きくなるからです。

このケースの場合は、調査の結果総合的に判断し、お客様が納得した上、外壁を露出管で配管して給水管を全部やり直す事にしました。