No.3 単水栓自在パイプ又は取付パッキン交換

写真1

●今回は自在パイプ(吐水口やスパウトなど呼び名があります)の交換又は取付部のパッキンの交換を紹介したいと思います。

○蛇口にも様々なタイプがあると思いますが、基本的にやり方は一緒なので、今回は写真1の横自在水栓を使っています。

●まずは交換したいパイプの径を計って部品購入です。自在パイプ径とネジ径は大きく分けて、外径16㍉(W26山20ネジ取付タイプ)と外径19㍉(W30山20ネジ取付タイプ)と2種類あります。(その他のサイズもメーカーや機種によって様々まりますが、その場合別途確認して下さい。)単水栓の場合は特にこの2種類が多いです。

※かなり旧式のタイプや、そんな古くはないけど混合栓でネジが付いてないワンタッチ脱着のタイプなど、パッキンのみ交換が出来なかっったり、専用の補修部品でしか交換出来ないタイプもありますので注意して下さい。

●パイプごと交換したい場合は、高さや長さも確認しといて下さい。(その場合、新品のパッキンはセットになってると思います。)

写真2

●まずはナット部をモンキーレンチやスパナやプライヤー等で左まわしで緩めて外し下さい。

(蛇口が閉まっていれば、水を元で止める必要はありません)

※ここで一つ注意です。これに関わらず何でもナット部など回したり、パイプ類を抜いたり入れたりする作業をする際、固い時とかもありますが、どんな時でも力が加わりすぎると、壁裏の配管部分など予期せぬ部分を破損させてしまう恐れもありますので、必ず手や工具により器具を保持しながら作業して下さい。

写真3

●パイプを引っこ抜いて外して下さい。固い時は左右に回しながら抜いて下さい。(蛇口を少し開け水で濡らすと外しやすい場合もあります)

○パッキンのみを交換したい場合、パイプの抜いた部分をよく確認して下さい。先端が欠けていたり、穴が開いていたりすることがよくあります。その場合、パイプごと交換になります。


写真4

●写真3と4でパイプに付いている白い物は、抜け防止で黒いモノがパッキンですが、パイプを抜いた際パッキンが一緒に抜けてくる場合と本体に残る場合がありますが、パッキンが残った場合本体を傷つけたりしないようパッキンを取り外して下さい。

写真5

●写真5はバラした状態です。

○取付パッキンはOリングの物もありますが、よくあるタイプはUパッキンがほとんどです。これはパッキンの断面がU形の形状で、Uの溝がある方が本体側、溝が無いほうがパイプ側ですので取付る際注意して下さい。

○写真の白い物が抜け止め部品ですが、パイプ自体の溝の部分にはまっています。切り込みがありますので少し広げながらはずして下さい。しかし、外さない方が良い場合もあります。

○よく、Uパッキンと抜け止めはセットで売られていますが、蛇口により形状が多少異なる事があり、取付はできたとしても自在パイプの動きが固くなることがあります。その場合、一度パッキンを濡らしてテストし、それでも固い時はパッキンは新品を使用し、抜け止め部品は付いてた物を使用する事があります。

写真6

●取付るときは、パッキンを先に入れそれからパイプをいれたほうが入りやすいです。

○パッキンと抜け止めは向きに注意、入れるときはまっすぐにパッキンを傷つけないよう注意して下さい。入れづらいときはちょっと濡せば入りやすくなる時もあります。

※パッキンの向きはUの切り込みが有る方が本体側

※抜け止め部品の向きは、主にツバが広い方がナット側で、狭い方が(パッキン側)本体に差し込まれます。

●最後はナットを締めて、水をだして漏れがなく、左右に普通に動けばOKです。

☆ご自身で工事を行う場合、各自の責任で作業を行って下さい。

参考→水栓について