No.1 単水栓コマ付パッキンの交換
写真1
●まず、水を止めます。
戸建ての場合:外のメーターのバルブ・ポンプ使用の場合はポンプを止めるか吐出側のバルブ、マンションの場合:パイプシャフト内のメーターのバルブ等で水を止めます。(前もって、ご自分の住まいはどこで水が止まるか確認しておくといいでしょう。)
注:近年のレバー形の水栓(シングルレバー混合栓や90°吐水の単水栓など)はまったく構造が異なりますのでこれは参考になりません。
●蛇口を開け水が止まったか確認してから(少しぐらい止まってなくても大丈夫・・作業中水は出てきますが・・)ハンドル下部にあるナットの部分をスパナやモンキーレンチ又はプライヤーで緩め、ネジ部が外れるまでまわします。(左まわしです、その場面の写真がなくてすいません。)
写真2
●次にハンドルをもって外れるまで左にどんどん回します、ちょっと引っかかる感じで堅い場合も少し力をいれれば回ります。
○写真2のように内ネジ部分が上がってきます。
写真3
●コマ(パッキン)が本体に残ってる場合は細いつまみ等でコマを抜き、シャフト(スピンドル)のに固着してる場合はつまんで取ります。
○この写真3の状態では”コマ”がスピンドルにサビやアカにより固着してしまってますが、この水栓は落としコマなので、つまんで引っこ抜いて外しました。写真4へ(寒冷地用などは固定コマ式で一体型のものもありますので、その場合は外せません。)
注:蛇口の先にホースなどで延長する場合もあると思いますが、落としコマ自体には断水時など逆サイホン作用による逆流を防止する効果があります。よって、新しいコマに交換しても写真3のようにスピンドルにコマが固着して下を向けても外れてこない場合や、動きがスムーズにならない場合はスピンドル部交換や、水栓の交換をおすすめします。
写真4
●あとは新しいコマ付パッキンを入れ逆の手順で戻せば完了です。
○この作業は外せれば、直感で元に戻せると思うのでここで写真は終わりにさせて頂きます。
○写真4、真ん中の駒みたのがゴムと一緒になった、いわゆるコマ付きパッキンです。ゴム付きケレップとか呼び名は様々みたいです。
○黒い部分のゴムだけ替える方法もありますが、コマごと替える方が簡単です。
◆ポイント1:水栓本体の中の金属部分にキズが付いてたり、ゴミが着いてたりするとパッキンを交換しても水は止まりません。(一旦手締でしめて蛇口を閉めておき、この時点で止めてあるの水道を出しに行く)
◆ポイント2:最後ナットを閉める時、締めすぎるとハンドルが堅く回しづらくなりますので注意です。
(多くの人がここで間違いますが、キツく締め過ぎてるのは基本的にNGです。しかし、それでも水漏れが発生する場合、ナットナ部分からならハンドル内パッキンも交換するか、吐水部からなら本体を替える必要性が出てきます。)
◆ポイント3:ナットを閉める時、ハンドルを全部締めないで少し開けて水を出しながら調整した方が良いでしょう。
☆ご自身で工事を行う場合、各自の責任で作業を行って下さい。
参考→水栓について