各種情報

◯業界関連情報・工事関連情報・新商品ニュースなど各種情報。

日頃、気がついた情報をこのページにてアップしていけたら良いと思います。
(何か知りたい情報があれば参考にさせて頂きたいと思いますので、お問合せ→ご意見/ご要望より、リクエストも募集しております)
 

設備器具・プランニングについて

2016/07/14 0:32 に 則竹工業松本 が投稿   [ 2016/07/19 17:21 に更新しました ]

設備機器や器具をお客様が選ぶ場合どうされてますか?
私は日頃からお客様と一緒に器具を選んでいると「こんなに選べるの?」と言われる事があります。

色々なメーカーの商品は、タカログやホームページで色々見られますが、実際の所、どうやって選んだらいいかわからない方も少なくないと思います。

私達、水道屋(設備屋)は、従来から建築設備全般のお手伝いをしている水まわりの専門家です。
そして、工事店は配管や設置条件・使用条件をクリアーして、機能や性能、お客様ごとのご意見やご意向を聞きながら商品を選ぶのも私達の責務と考えます。

どんな感じで、プランニングをするかと言いますと・・
文章では長くなりますので、GIF画像を作りましたので参考までにご覧下さい。
トイレ商品プランニング一例
これはトイレ(組合せ便器)を、TOTOさんでプランニングする場合のあくまで一例です。
その組合せ数は幾通りにもなります。

弊社は、このように日頃からお客様のお手伝いをさせて頂いております。
設備工事と言うのは、「建築と商品とサービス」三位一体のバランスをよく考えながら行う事が重要です。

商品は是非工事店でお求め下さい。
お客様あっての私達です、
ご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

参考イメージ

ウォシュレット・便器・洗面化粧台・ガス給湯器の交換をお考えの方は一度ご覧下さい。→Web限定企画

水まわり工事・住宅設備の基本

2014/03/31 23:40 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2017/04/21 1:18 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

私は設備工事をさせて頂くうえで、お客様に様々な疑問を投げかけられ、質問や要望をうけます。
そして、よくある質問の一つ一つを自分なりにわかり易く紹介したいのですが、まずは建築の基本から説明しなければ理解してもらえない事もよくあります。
今回は、その基本を木造建築を例に自分なりに、簡単に書かせて頂きたいと思います。ただ、私は建築士でも大工さんでもありません単なる一設備屋なので間違いや不勉強な所もありますのでご了承下さい。

1寸法


まず、上記は参考図面となりますが、基本的な木造建築の平面図です。
これだけで色々な事がわかりますが、平面図で分かる事は全体の寸法や面積や柱や開口部を把握するのに適しています。

しかし、建築現場では様々な単位が用いられ、その中でよく使われるのが「m・Cm・mm/間・尺・寸・分/inch(インチ)」ですが、各業者間の共用には「mm」になるでしょう。

但し、日本の木造建築は一般的に日本の単位が基本になりますので、ここをまず覚えると寸法がわかりやすくなります。

●柱の基本的な位置

単位換算は下表のようになりますが、その中でも間取りの「間」を基準に覚えると慣れてきます。
1間=6尺=1,818mm≒1820mmを基準とします。
因みに、1間(1.82m)×1間(1.82m)=1坪(3.31㎡)という面積になります。

そして、関東間の在来工法(軸組工法)の場合、柱は一般的にその柱の芯から芯まで3尺=910mmおき(1間の半分)に設計する事が多いと思いますので、柱の存在する部分がおおまかにわかります。

さらに3尺の半分、1尺5寸=455mmおき(開口部は別)に間柱と言う柱の1/3程度の角材が入っている建物が多いと思います。。

このように、一般的な木造建築の一部を簡易的に図るには、「1間(1820mm)・3尺(910mm)・1尺5寸(455mm)」を頭に入れとくと便利かもしれません。

例えば、一般的な洋風便器を設置するトイレのスペースは、3尺×4尺5寸(910mm×1365mm)の約0.4坪が多く。
浴室は以前は、1間(1820mm)×4尺5寸(1365mm)の0.75坪が多かったけど、最近では1間×1間(1820mm×1820mm)=1坪サイズが現在の新築には多い。

つまり、「間」の基本的な考え方を把握する事で、水まわりの基本構造も考えられるのです。

補足:上記はあくまで柱の芯から芯の話しですので、その内装寸法はまた現場ごとに異なります。

●部屋の広さ

つぎに部屋の広さを考えてみます。
よく使う言葉として「大壁と真壁」がありますが、「洋間と和室」に置き換えても良いでしょう。

数十年前の日本家屋の場合「真壁」が多く、ご存知のように柱より引っ込んだ部分に壁(左官壁)が存在していました。
しかし、近年は耐力構造上の問題もあると思いますが、一般家屋では「大壁」が主流となり柱が見えない構造になっております。

このように、その使用する柱等の木材の寸法違いや内装建材や工法により部屋の広さが決まります。

例えば、大壁造りで1坪(柱芯1820mm×1820mm)のスペースがあり、その四方の柱等の角材サイズが3寸5分(約105mm×105mm)に、その面に対して12mmの石膏ボード(PB)が直に張られ、仕上げがクロス(壁紙)の場合。
1820mm-(芯芯105+12×2)=1辺が約1690mm程度の部屋の内寸法となります。(クロスの厚みは省略)。

そして、現場によって横桟(胴縁)を打ったり、9mmや15mmの壁材だったり、モルタル+タイル等の仕上げだったり、と、部屋の広さは様々になるのです。(木材も製材してありますので、細かな寸法も省略)

つまり、その部屋の大きさを考える事が、また、設備の配管位置・機器設置条件・機能性などを考える事になります。

尚、洋風建築でも使われる、2×4(ツーバイフォー)とか、2×6(ツーバイシックス)と言うのは、スペースの話しではなく主要木材が約2インチ×4インチとか2インチ×6インチと言う意味です。

1インチ=25.4mmなので、例えば2×4は木材断面が約50mm×100mm(実際のサイズ38mm×89mm)の主要木材が使われる建築物と言うことになります。よって、その工法は在来工法とは異なります。(省略)

●立面・断面・詳細寸法

今までは平面的に寸法の話をしましたが、立面的な観点も合わせると話がもっと複雑になります。
木造建築には柱以外にも「基礎・土台・大引・根太・胴差・梁・野縁」など主要な構造物で成り立っております。

設備工事においても、それらを把握し地中から地上まですべての空間を意識するのが配管工事する上ではとても重要になってきますが、これ以上は専門的な話になりますので寸法の話はここまでとします。
※補足:鉄筋コンクリート・鉄骨ALC等々住宅も考慮すると、寸法も構造も全て異なってきます。(省略)

2・設備機器/器具の納まり

さて、次に水まわりの設備機器の納まりには様々な設置条件を考えなければなりません。
新築の場合は設計段階で計画する事ができますが、改修やリフォームの場合は既存の建物や設備構造をよく調査する必要もあります。
 
メーカーのカタログの中にプランニング例として記載してある[0812]・[1216]・[1616」など記載しているのを見た事はありますでしょうか?。これはユニットバスに多く使われておりますが、トイレや洗面所などにも使われております。
 
その意味は、その空間の内寸法の広さの概算値、又は、ユニットの実内寸法等を意味してます。
例えば、[1216]のスペースとは1200mm×1600mmと言うことで、例えば木造建築の場合、上記1で説明したように、柱の芯と芯が4尺5寸(0.136m)×1間(0.182m)=0.75坪(0.25㎡)の空間におすすめのプランという事になります。

そこで大事なのは、あくまで「主要構造物の広さ」と「部屋の広さ」は現場ごとに異なりますので、あくまで、プランニングの一例と考えてメーカーは提案しております。

●設置条件

次に、空間と同時に必要なのが、カタログだけでは知り得ないメーカーの承認図や施工資料などを参考にして計画を立てる事です。

そこで確認する事は
☆スペースの確保
☆設置する為の建築構造
☆設置する為の配管(口径・種類・位置)
☆設置する為の開口寸法や水道ガス電気等の容量など
☆使い勝手や搬入・搬出を考えるサイズや重量・等
 
建築物同様に、器具/機器も一つ一つ異なりますので、現場に合わせて設置条件と施工条件を考慮しなくてはいけません。



上の資料がメーカーの承認図や施工資料の見本です。

●お客様が商品を選ぶポイント
さて、どんな商品にも設置条件があると言うことをお話してきましたが、専門的なことは工事店や設計士が考える事であり、お客様はこれらの事は頭の片隅において頂いて、まずはお好みのメーカーや使い勝手・品質・機能・デザイン等で、器具/機器の選定をされれば良いと思います。

そうは言っても、「商品がありすぎて困る」と言うお客様も多いと存じます。
そこで大切なのは、やはり「商品を選ぶポイント」は「相談出来る専門家を選ぶポイント」と捉えても私は良いと思っております。

近年、あらゆるお店やインターネット上で設備機器等が販売されていて、消費者のイメージが「手頃な買物感覚」になってはいないでしょうか?。しかし、設備機器は本来専門性の高い工事が必要です。さらに言えば、長年に渡って使用される「不動産に付帯された財産」となります。

消費者も少しその意識を「建設オーダーメイド工事」と捉えれば「地域の信頼出来る専門家」選びをポイントに工事店を探されると思います。
水道工事店は地域性も考慮する理由ございますので、ご近所様や友人との交流で入る情報がまた、良い工事店と巡り合うチャンスになるかもしれません。
その中でよく打合せをして、ご予算などに合わせ一つの商品が浮かびあがるでしょう。

3・配管と企画設計 

最低限、上記1.2の事を総合的に判断して配管や総合的な企画設計に通常は移行しますが、とくに配管に関しては、管さえあれば得に問題ないだろう、と、考えてる人が結構います。

基本的に各設備の配管施工は、片側から片方にに向かってあらゆる条件をクリアしながら除々に目的の位置に対して施工して行くものであり、その配管廻りには当然のように構造物があります。
例えば、移設や分岐などを後からやるのはかなりの手間もかかり、場合によっては漏水や詰まりなどの危険性まで高くなりますので注意が必要です。(技術的な事は省略)
 
そして配管は、上記で説明したメーカー機器の設置基準や位置に施工していないと予期しない不具合も生じます。
場合によっては、その機器が設置出来なかったり、メーカー保証が受けられなかったり、と、それは業者の施工責任の問題にもなりますので計画の段階から配管を考えるのが重要です。

その事を、施工者はよく考える必要があり施主様も出来ればその説明をうける必要があると思います。

問題なのは、リフォームの場合「壊してみないと分らない」と切り捨てる人達がいる事です。
確かに「目視しなと分らない」事も多いですが「現場を見て分かる事~予見出来る事」も多いと言う事です。

それが、配管と企画設計をする基本条件となります。

●管種と口径

では、まず配管に関して簡単に説明します。
配管と言っても小規模な工事でも給水設備・排水設備・給湯設備・空気調和換気設備・ガス設備・電気設備 等々の配管工事がございます。
 
よく使うにする給排水の材料だけでも、鉛管LP/鋼管SGP・VA・VB・VD/塩ビ管VP・VU・SU・HIVP・HTVP/銅管CP・VCP・PCP・/樹脂管PEP・PBP/陶管(土管)/鋳鉄管/耐火二層管等々/ペチューブ銅管/ハイブリット管等、色々あります。
 口径は呼び径(管の内寸の概算値)10・13・16・20・25・30・40・50・65・75・100・125・150(φ・A・mm)など、インチで呼ぶ場合ha25.4cmが1インチなので、1/2・3/4・1・1.1/4・1.1/2・2・2.1/2・3・4(インチ)など様々です。
 
さらに、接合できる継手類・接合材・支持金具・保温材等々の関連資材は無数にございますので、その材料・施工方法の組合せは数えきれませんので一口に説明はできませんが、上記の1・2で説明してきた計画が決まっていないと、位置も管種も口径も工法もわかりません。
 
なぜ、そんな説明をするかと言うと、設備工事は建築の中でも様々な機械や工具が必要であり、それと同時に資材の選定や調達をしっかり行う事が、持っている技術を最大限に活かせる業種となります。
例えば、図面と工具と技術を持って現場に望んでも、資材がたった一つ足りないだけでも施工はその時点で止まる事にもなります。
 
それは細かい事かもしれませんが、それが全体の工程や費用等にも関わりますので、管種や口径を考えて配管計画をしっかり立てるのも大切な事の一つです。

●企画と設計

いままでお話した事を総合的に判断して一つのプランが出来上がります。
まずは参考までに弊社で設計した設備図面をご覧下さい。↓ 















これは、私達が役所の申請用に使う図面ではございません。
その前に、施主・工務店・設計士と、打合せやお見積りをする為に弊社が計画考案した図面となります。(申請の図面は別途作成 参考:設備工事と指定工事店

このような図面は、戸建住宅やリフォーム等、小規模工事になるほど作成すらされてなく、場合によってはそんな図面や仕様書がないまま家が建てられてる事も多いのです。
 
弊社もすべての案件に図面を作成するわけではございませんが、新築には基本作成しますし、改修の規模や配管の多い修理や配管工事などは、これがないと見積りすら出来ないので、社内用としてもっと簡単に書くこともありますし、その方法は案件によって様々ですが、基本的にはこの段階にきて始めて見積りが出来てお客様にお提案出来る状態となります。

しかし、お客様はこれらの「資料を観てもよく分らない」って話も聞きます。
私も互いに信頼していれば分からくても良いと思っています。
ただ、業者にとってはこの流れこそが、一つ一つの案件に全力で向かい合う姿勢であり、又、心構えと思っておりますので、例え分からなくても資料が無いよりはあった方が良いのは間違いありません。


●施工責任と2重設計問題

少し余談になりますが、さきほども少しふれました「詳細な配管図面や仕様書がないまま家が建てられてる」のは何故でしょうか?。

理由は様々ですが、根本にあるのは「施工責任範囲」や「建築設計士と指定工事店設計が行う2重設計」の問題が有ると考えられます。

通常、一般的な戸建の小規模工事でも、建築士が行う図面の中に設備設計図が存在する場合としない場合がありますが、「現実的では無い設計」がよく見受けられます。
言い換えれば「線は引いてあるけど、私達にとってはほとんど役に立たない配管図面」の場合が多いのです。

その点、私達が行う申請用の図面には水道法や下水道法・条例・政令・施工規定等を順守して設計をしなくていけません。
その申請は当該地域の指定工事店でしか出来ませんので、私達は上下水工事に関する主な責任を負います。

つまり、建築設計士が行う設計と私達がする設計や施工が異なりますので、その問題を私は「施工責任と2重設計問題」と位置づけますが、実は他の「消防設備や機械設備」などでも同様の事が言えます。

ちなみに、水道と下水道それぞれに専用の紙と書き方がございます。(↓図は給水装置工事の申請図:参考)

弊社では、[設計士設備図・自社作成配管施工図~上水用申請図~下水用申請図]・と、実質、4種類の配管設計図が存在する事もあります。
ですが、申請図は独特な作成法をしますので、実際の建築構造との配管位置関係が合っていない事も多々ありますし、増改築リフォームやタンク以下装置の場合など申請図すら存在しない事もあるのです。

だから、今まで話してきた、設備の「企画・設計」が必要になりますが、一般的には、物件の規模が大きくなるビルや集合住宅などは建築設計途中に設備設計専門会社が入る事がありますので、建築図面に設備配管図面が作成されいてる事が多いです。
そして、規模が小さくなる工事ほど私達工事店が企画・設計することになりますが、「申請図は義務」ですが「施工図は任意」なので、「詳細な配管図面や仕様書がないまま家が建てられてる」となるのです。

その事を元請業者となる工務店さん、又は、物件を売買する不動産会社さんはお客様に説明する事もありますが、しない事(わからない人)も少なくないので、お客様にはなかなか認知されていないのが現状です。

4・施工と注意点  


さて、1~3の話は、身近な住まいの情報にしては、まだまだ一般に認知させていない事が分かったと思います。
施工については技術的な事になりますので文字で伝えるのは難しいですが、上記の基本を業者が本当に履行するには施工が分かっていないと出来ないのです。

☆施主や近隣に対する配慮。
☆事故防止の安全管理。
☆施工順序や工程管理。
☆墨出し・片づけ・掃除の基本。
☆大切な商品を慎重丁寧に扱う。
☆メーカーなどが保証する施工を守る。
☆無数にある資材を扱える技術。
☆機械・工具を用途に合わせ使用する知識。
☆臨機応変に対応出来る柔軟な知恵と工夫。

これらの事は私は当たり前だと思っていますが、世間では事故や欠陥が起こったりしております。

私達は、よく建築関係の方にも「とりあえず適当に」とか「大体でいいから」と言われることもあります。
但し、その「適当」とか「大体」とかの言葉は、施工全体を詳細に理解していて信頼関係がある上で初めて使える言葉であり、あまり安易に考えていまうと後に大きな問題を抱える可能性がありますので注意が必要です。

ではここで、実際にあった欠陥工事の一例。
 ○築45年以上。
○私道に面した建売木造住宅。
○弊社とは別の業者が増改築及び水まわりリフォームしたばかりだと言う。

そんな物件で下水管のつまりが発生しました。
増改築リフォームしてるわりに、屋外排水設備にはどこにも桝(点検口)がなく、器具からトーラーや高圧洗浄機を挿入して洗浄してもどうにもならない状態で、結局、規模が大きくなる工事に移行する決断を下しましたが、弊社としては成果報酬やお客様の負担を考えてその作業はサービスで、まずは施工した会社に保証などを含め依頼して欲しいとお伝えしました。
 
話しが長くなるので短欠に言うと、どうやら、繋いではいけない管~桝(トラップ桝)に接続してあったという話をうかがいました。
先のリフォームをどんな調査を行い、どんな計画で協議をし施工を行ったかわかりませんが、推測すると、全体の排水設備を把握しないまま、既存の管にただ繋いだだけのリフォームだったのでしょう。
 
その後の責任の所在や保証の話しはどうなったかはわかりませんが、これは、ほんと一部の例です。
ですから、費用をおさえる為とか、設計に無理がでるとか・・様々な理由があると存じますが、あまり安易な考えで工事をするリスクはとても大きくなりますので十分注意が必要です。

しかし、お客様はずっと工事を見てるわけでもありませんので、出来るだけ気になった事は業者にすぐ質問するようにしましょう。

いずれにせよ、[お客様と業者~業者と職人~お客様と職人]、この関係で健全なコミュニケーションも必要であり、信用・信頼を構築する事がまた事故・欠陥工事防止に繋がる事もあるのでしょう。

それは、どんな仕事でも同じかもしれません。

5・作成者のコメント

最近は建築業全体も変革の時期だと様々な状況から感じております。
建設資材や工法もどんどん変化していっておりますが、その分過去の材料や技術も多く存在するのです。

そして、建物のほとんどは躯体より設備が先に経年劣化が起こるのですが、少子高齢化や様々な変化により建設業の素晴らしい職人さん達も減ってきています。ですが、人材育成には多くの時間と費用が必要になります。

そんな中、景気や現在の状況だと難しいのかもしれませんが、建設業からも若者達や子供たちに向けて、将来の夢や希望を持てる業界だと言うのを見せてあげる必要があると私は思います。

その時に考えたいのは、私達は例え良い仕事をしても、その仕事を評価していただく相手がその物件に関わった人のごく一部だと言う事や、数を意識し過ぎると質が低下してしまう恐れがあり、評価と仕事量のバランスや、同じ土俵での自由競争が行えない現実がある事で生じる問題です。

最近思うのは、建設業はクリエイティブな部分とコンプライアンスな部分が曖昧なまま現在に至っている気がします。

業者の工事は当然ながら日曜大工ではありませんので、工事の大小に関わらず一つ一つの案件に対し様々な事を模索し適正に判断しなければならないと思います。
 
現在はスピード時代とも言われます、中には緊急性の高い工事も勿論ございます。
しかし、緊急性の高い工事と早いもん勝ちとは全く意味が異なります。
もし、本当に早いもん勝ちが横行し、それが良くない方に転がることはだけは出来るだけ避けたいものです。
 
そこで業者選びが重要になりますが、施工主と施工店の信頼関係の中で双方が納得のいく仕事が出来た時、始めて良い工事だったと言えるのかもしれませんね。

今回、書かせて頂いた事は、本来、水まわり工事を考える上で基本中の基本なのですが、一般に広く認識されてるとは感じていなかったので記事に書かせて頂きました。

最後になりますが、私は文章力には不安があり重複した部分もあったと思いますが長々と失礼いたしました、そしてお読み頂き誠にありがとうございました。
これからも時間がある時に少しずつ、こんどは部位・条件・器具ごとに何か書ければと思います、又、書くことで自分の勉強にもなりますので、今後共宜しくお願い申し上げます。




 

バルブのお話し

2013/09/24 1:07 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2016/07/18 23:30 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

今回の内容は、弊社のGoogle+ページで投稿したものです。
日頃気になった情報は、当サイトでもご紹介したいと思います。
以下、Google+の投稿内容をそのまま引用したものですので、少し気軽に書かせて頂いております。

 
 VALVE(バルブ)のお話し・・
ちなみに、 バルブ を早口で10回いうと、そのうち口が回らなくなり”バブル”になっていまうのは私だけでしょうか(・∀・)あわあわわわわわ~
 
さて、よくある話しです・・、いざと、いう時バルブが動かない・・止まらない・・
 
皆様が生活の中でよく使う水栓金具の話しではなく、量水器廻りや配管途中や機械設備等の接続によく使われているバルブの話しです。
 
近年の水栓金具の内部構造は便利さに比例し複雑化してますが、これらのバルブの基本構造は昔からあまり変わっていません。
それもそのはず、それらのバルブの用途としては、いざ、という時だけ使うものであり、便利さはそれほど必要ないですし、耐用年数も長く必要だからです。
しかし、当然ながら経年劣化は免れません(T_T)、常に圧力や摩耗に耐えながら、場合によっては何十年も動かされないこともあります。
いざというとき、なくてはならない物ですが、そういう場合に限ってなかなかこれが不具合が生じて厄介な場合があります。
ちょっと、写真のコマ撮りをしてみましたが、普段よく使われている、ゲートバルブ→ボールバルブ→甲止め水栓、の順に3タイプのバルブを撮ってみました。
 
映像を見ると解ると思いますが、ゲートバルブとボールバルブは、金属だけの摺合せによって開閉していて、水の流れ方は真っ直ぐです。甲止め水栓はいわゆる従来の単水栓と構造は同じですので、パッキンを利用し水の流れ方はバルブの中でクランク状になります。
 
よくあるバルブの不具合の理由として・・・
  ゲートバルブ は、その名の通り門やシャッターが開閉してる感じで金属の摺合せによって開閉します。なので、ゴミやキズに摩耗・腐食よって止水出来なくなったり、開閉している弁の部分(属にタイコと言う)が、本体側にひっかかり動かなくなったりする事が多いです。場合によっては、そのタイコが組み合わさってる部分が外れ、タイコが落ちたり、途中で引っかかったりしてると、ハンドルを回しても全く意味をなさない事もあり厄介です。
 
 ボールバルブ は、その名の通り球状の弁が90°に回転し開閉してますが、これも金属の摺合せで、ゴミ・キズ・摩耗・腐食によって不具合が生じます、このバルブで一番多いのが、ハンドルが回せなくなる事が多いかな(-_-;)
無理に操作しようとすると、ハンドルが壊れたり、他の配管部分に障害が出てしまうのことがあるので厄介です。
 
 甲止め水栓 は、ゴムの劣化とともに、他のバルブのように実は金属の方もゴミ・キズ・摩耗・負傷して劣化していきます、その場合、仮にゴムを替えても止水出来ない事もあるので厄介です。
これらの不具合のあるバルブを操作する場合、私達も色々やってみますが、どうしようもない場合はバルブを交換することになります。
バルブ交換と言っても、基本的には断水出来なければその施工も出来ませんので、場合によっては、そのバルブを交換する為の断水工事(一例:凍結工法など)を伴うケースもございます。
 
このように、なくてはならない物が、いざ、と言う時、あっても意味をなさないでは、意味が無い・・ん?、なんのこっちゃ(^^ゞ
 
話しの終着点を見失いましたが、、
物件をお持ちの方は、目立たないですがこれらすべてがお客様の財産です。
必要以上に心配することはありせんが、普段からどこに何があり、なんの用途か、操作は出来るか、年数はどのくらい経過しているのか、など、日頃から把握できていれば、いざ、という時に役に立つこともいっぱいあります。(^_^)
 

ウォーターハンマー

2013/09/13 17:47 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2016/08/28 20:01 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

今回の内容は、弊社のGoogle+ページで投稿したものです。
日頃気になった情報は、当サイトでもご紹介したいと思います。
以下、Google+の投稿内容をそのまま引用したものですので、少し気軽に書かせて頂いております。

2013年9月11日
第10回目の投稿。
則竹工業所の松本と申します(^^)
コマのコマ撮り・・
 
たまに、ある話しです・・、水道を使うとどこからかわからないけど、変な音がしばらく続く・・
その場合、ウォーターハンマーが原因の事が多いのです。(日本語では水撃)
近年の蛇口はシングルレバーとかが多いと思いますが、それらの器具でトンっ、と止めるだけで、管の中を流れる水が急激に止められる事になり、その水の圧力の衝撃がご自宅の給水設備全体に伝わることがあります。
それが ウォーターハンマー です。
 
そして、その時、条件によって異なりますが、配管や器具や接続部材など、比較的振動に弱い所に影響を及ぼすことがあります。
例えば、壁の中で管が振動して、それが周辺に当って音がなるとか、 トイレ のタンク内部の部品が振動して、水波がたちいつまでも止まらないとか・・、その影響がどこで起きるかは様々です。
 
前置きが長くなりましたが、その一つの例をあげようと思います。
それは、洗濯機用に使ってる水栓です。
近年の 洗濯機専用水栓 ではなく、従来のいわゆる 単水栓 の話しですが、その水栓を使用してるお宅はまだまだいっぱいあります。

そして、洗濯機自体も自動洗濯機の普及で、ほとんどのお宅では蛇口を開けたままにしていると思います。
その単水栓の中の コマ付きパッキン ってご存知でしょうか(^O^) #ケレップ とも言うときもありますが、その”コマ”がウォーターハンマーによって踊ることがあります。
コマが踊ってると、その振動が壁などに伝わり、音が続くこともあるのですが、結構プロの人もどこが原因なのか見落としがちです。
実はウォーターハンマー防止器具というのがあるのですが、それは、配管やトイレなどの器具に影響を及ぼした時に使いますが、安くはありません。(T_T)
但し、原因が水栓のコマの場合は、蛇口を締めるだけで、ひとますはOKです(^^♪
 
説明ばっかですいません、長くなってしまいました^^;
実際の動きとは異なると思いますが、コマが踊ってる姿・・・コマのコマ撮り!(^_-)-☆、あくまで参考までのイメージです。

設備工事と指定工事店の話

2013/06/11 0:02 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2017/04/18 21:48 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

まずはじめに、当サイトは私個人的な意見やお客様の声を元に、主体的な表現で構成・作成しております、なので、これから色んな情報も作成予定ではおりますが、表題とは関連性が薄い話しや、他のページと重複する部分があると思いますが御了承下さい。
 
トイレ・キッチン・フロなど、現在はネットで色んな情報が得られると思いますが、管工事とは?・設備工事とは?・指定工事店とは?、給水装置とは?・排水設備とは?・検索する人は少ないと思います、ただ、それらすべてが関連して水まわりを構成しております。そして、上下水道は私達の生活には欠かせなく非常に身近な存在ですので今回はまず設備工事・指定工事店に関わる事を簡単にお話しさせて頂きたいと思います。
近年、修繕やリフォーム専門会社の乱立、ネット普及によるその情報の多さ、建築物件の工法や販売方法のさらなる多様化により、建築現場の場面に関わった事のない人に、”水道屋”について最近ある誤解などを招いている面があるのも感じられます。
情報社会のわりには、情報の得方一つで方向性が決められ、場合によっては偏った見方になる事が誤解や勘違いを生む状態になりかねませんので注意が必要だと思います。
 
参考までに、これから出てくる図式は、普段、私達水道屋が、公官庁への申請や設計・計算を行なっている参考資料のごく一部です、そして、また東京都上下水道局への設計製図の提出は和紙を利用し主に行なっております。但し、これらをお客様の打合せ用に使うと、非常に分かりづらくなってしまうのでで、弊社や他の業者もそうだと思いますが、これとは別に、建築物や間取りと設備設計との位置関係などもっとわかりやすく作成しておりますので、現場以外にもその業務全体は多岐にわたります。

●指定工事店について

元来から建築における管工事や設備工事はその性質からお客様からは目立たない存在となってしまい、その内容までよくわからなかったと思います、だからこそ、その中で、公衆衛生に関わる上下水の工事は、指定工事店制度の元、厳しい条件の中、設計・施工から修繕に至るまでお客様のお役に立とうと努力してまいりました。

一般的には”水道屋”、”設備屋”、”設備家”の中で、正規の認可企業であるのが「指定工事店」であり、指定工事店は、ほとんどの企業が10人以下の社員で構成されることが多いです。
そんな中、実は未だにホームページを作成している業者がまだまだ少ない現状もあります。但し、その管工事や設備工事の新設~改修~修繕を行うには、届出が必要な工事そうでない工事と別れますが、すべての工事に当然ながら知識・技術・ノウハウが必要です。
 
以前の指定工事店の条件は、専任資格者の人数のみならず、その店舗の広さや車両・工具・材料・保管法・展示法まで、細かく条件があり、実際の調査も行われ、その認定は結構厳しかったのですが、一時の規制緩和によりそれが改善され、事業者が指定をとる事自体はそれほど難しくなくなりました。

その反面、指定を得る為の専任技術者の資格が給水装置に関しては(給水装置工事主任技術者)国家資格になりました、(以前は、各市町村水道事業者などの認定資格で東京は給水装置技術者と技能者でした、排水も一部改られましたが今も各市町村下水道管理者の認定資格です)。そして、指定店制度も改められその名称も、「○○○指定工事店」から現在正式には「○○○指定○○○○工事事業者」となっております。
そういった背景も踏まえつつ、近年、指定工事店は増えていると聞きました、それは良い事だと思いますが、その代償の一つとして一部実態が不明な事業者もいるようです。
 
そして又、人によっては、”水道屋(設備屋)”と言ったら、そのPRの仕方から修繕専門の業者を指す方も多く見られるようになってきました。

お客様は工事店選びの際、指定工事店の有無が一つの判断材料になる事もあると思います、但し、現在は専任技術者は事業所ごとに1名以上いれば良く、有資格者が現場で監督してるとも限らず担当者のスキルも解らないのが正直なところなので注意も必要です。

また”水道屋”と言ってもたまその企業により事業内容は様々で、例えば、公共工事専門(公共建築物の管工事や土木・道路インフラの管工事)や、民間のゼネコン・サブコン専門の配管工、又は住宅修理メンテナンス専門やビルメンテナンス専門、道路から宅地内に配管を取出す管取り専門、管内更正工事専門、下水管清掃専門、そして弊社のように規模は別にして建築設備の設計・施工~改修・保守工事全般、と、一般的な”水道屋”と呼ばれる業者とございます。

このようにその業務内容によって、業者の特色は様々あると言う事をご理解して頂き、又、建築業すべての業者にいえるのですが、その保守やリフォームを行うには、表面的な事にとらわれず、その技術やノウハウは、量だけではなく、その”質”によっても保たれてる事をご理解いただければと思います。
 

●給水装置・排水設備

給水装置や排水設備というのは簡単にいうと、宅地内の給排水衛生設備の事です。
 
お客様に水道や排水について、管は一つに繋がってるの?と、たまに聞かれます。
 
その通りです、建物や地域によって条件は様々ですが、水道は道路など公共の配水管から、宅地内に基本は一本で引き込みメーターを設置しそれぞれ分岐していき配管して蛇口まで行きます。
 
マンションやアパートの場合も基本は一緒です、実は給水装置のメーターは、1建築物に1個設置が原則なのです、その中の例外として、建物の用途や機能や使用条件により、その引き込み管から分岐して複数メータが設置出来たり、給水方式(直結・増圧・受水タンク以下装置など)の違いにより、親メーターを経由してから子メーターを設置出来たりします。なので、宅地内の給水装置は原則一本から分岐さてそれぞれ繋がっています。
 
又、お湯の管も一緒です、給湯設備は給水装置の一部でもありますので、使用材料や設置・接続方法など一定条件の元、
その給水管から給湯器などを経由して給湯配管していきます。
 

排水設備も同じようですが少し違いもあります。よく本下水と言われますが、道路などに布設された公共下水道のインフラ整備が東京都の場合ほぼ100%に近い数字ですので、汲取りや浄化槽を利用してるお宅は今はほぼ無いと思いまが、その公共下水道は都内でも地域により排除方式が違い、大きくわけても合流式と分流式があります(合流とは、生活排水と雨水を、同じ管で排除する方式)(分流とは雨水と、それ以外を分けて排除する方式)ので、宅地内の排水設備はその方式によってもまた異なってきます。
 
又、建築物の設備設計により、汚水や雜排水を分離したり、ディスポーザーシステム(内容省略)を採用したり、自然流下とポンプ経由と分かれたりしますが、公共下水道と繋がってる部分は、基本は合流式は1ヶ所・分流式は2ヶ所となりますので宅地内の生活排水が流れていく汚水(雑排水)管は一本に集約されていきます。
 
もっと言えば、山に降った雨が川に流れダムに溜まり浄水施設を経て水道を利用し、流された生活排水や雨水(浸透は除く)は下水道を通り下水処理施設を経て、川から海に戻ります。なので、私達みんなが繋がってるものです。
 
話しはそれますが、それに関連して水道の圧力に関してたまにお客様に聞かれることがあります。
 
水道はご家庭内に限らず、同じ建築物、地域にも”同時使用”されていますので、水道の圧力は動く水の圧力(動水圧)で常に変化されてしまいます。
よって、水圧と水量は密接な関係があります。
建築物の給水方式は様々ですし、ので個々の条件は一口にはいえませんが、基本的には給水器具が高い位置にあるほど圧力が弱まり、そしてその器具の・数、人数・戸数・同時使用率・配管距離などで圧力損失が決まり、それらが最小動水圧(地域によって異なりますが、一般的に0.196 MPa程度が多い)の内で(直結直圧給水の場合)まかなえるように、流量計算(内容省略)などにより管の口径(太み=送れる水量)を決定します。
 
大きなイメージとしては、たまに、渇水時期に水道局が取水制限をするので節水に協力を、と、ニュースが流れる事がありますが、資源を大切にする意味と同時に、私達みんなが”同時使用”している為、制限をされてその”水量”が足らなくなると”圧力”が弱まり、同じ地域内でも、比較的圧力損失が大きいところ
から、影響が出てくる場合があるかもしれませんと言うことですね。(因みに、水道局の送水ポンプは非常に高性能なので、その流量と圧力の変化・変動を最小限に普段はコントロールされています。)

 ●管工事・設備工事

建設業の中で一般的に建築工事と設備工事とを大きく分けた場合、建築と言えば、解体・大工・鳶、土工・左官・タイル、レンガ、ブロック・防水・塗装・屋根、板金、瓦・内装仕上げ・ガラス・サッシなど様々ありますが、さらに業種別に分類されます。
設備工事と言えば、給排水設備・衛生設備・冷暖房設備・空調設備・ガス設備・電気設備・消防設備・浄化槽設備・厨房設備・ボイラー設備など様々でさらに業種別に分類されますが、その多くが管工事です。

又、水道屋が設備屋いわれる由縁の一つは現場に入ってる業者が何の設備業者か解らない事、もう一つは給排水設備はどの設備にも繋がっていたりして、水道屋がその管工事・建築設備全般を統括して請負う事があるからです。

弊社も一昔前までは、それら建築における設備工事のほとんどをある建設会社から一手に請け負っていた時代もございます。その請負形態は発注者の考えでそれぞれ変わってきますし、事業者の大小にもあまり関係ありませんが、業者にとってそれらすべてが経験となります。
 
そして、主に給排水衛生設備工事は、その建築の過程ではすべての工程において何かしら関連作業があります、なので設備設計~施工に関して、水道屋(設備屋)は建物全体を把握する能力が必要になり、その経験がまたリフォームや維持管理の分野にも大きく影響します。
 

 

水栓の種類・構造・修理について

2013/05/23 17:26 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2016/07/18 23:21 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

普段、なにげなく使っている自宅の水栓ですが、水栓といっても多種多様で、メーカーや種類・型番などによって構造や修理・交換の対応方法が変わってきますので、まずは水栓について簡単に説明できればと思います。特に近年のシングルレバーのタイプやサーモスタット付きの水栓など、そのタイプにより基本構造は似ていても、見た目よりその内部構造は複雑で、補修部品や分解方法はすべて違うと言っていいと思いますので、その修理には特に注意が必要です。
 
水栓にも大きく分けてもタイプがいくつかありますので、その特徴を紹介できればと思います。(自動水栓やオートストップ水栓等除く)
※これから紹介するすべてのタイプに使用条件や設置環境の種別として、壁付き(壁から出ているタイプ)・台付き(デッキ型とも言う、台に付いてるタイプ)、と大きく2種類ございます。又、その中でも、水栓の主要部位(本体部等)をユニットや化粧パネルなど部材の裏等に分離・組込されるタイプや、それらを建築物内に施工する埋込タイプなどがあります。
 
 
■参考: 水栓金具メーカー一覧(過去に販売していたメーカーも含む)


単水栓・2ハンドル混合栓

 
お使いの水栓が『単水栓』か『2ハンドル混合栓』なら、ほとんどの修理がお客様自身でも可能な場合があります。
それは、構造が比較的単純であり、各部品に互換性がある物が多く、安価に手に入れる事ができるのが大きな要因です。
そして、我々業者もこれらの水栓を修理する場合、たとえ水栓本体に問題があり内部部品交換で治らない場合があっても、使用した部品代も安価で分解も容易な為、その後、交換の提案に至ったとしても、お客様との話し合いはスムーズに行えます。
例えば、こんな水栓。↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
単水栓(単水栓とは、湯水を混合しない物)
この参考水栓は商品名としては、「自在水栓」といわれるものです、その他、形状により名前はそれぞれ「横水栓」「ホーム水栓」「横自在水栓」「立水栓」等などあります。内部構造は単純でパッキン(コマやケレップ)と言われるものが、スピンドルといわれる部品を回転させて押され止水し、開けると逆に水圧でパッキンが押され(※一般地用)水の通り道を作り、吐水しています。ほとんどの部品がホームセンターなどでも購入可能で、互換性があります。
 
 
 
 


 ←この水栓の水の流れ方は↑こんな感じです。

よろしければこちらもご覧ください→DIY紹介




※注意:参考までにお話しします。水道法の規定の中に、汚染防止・逆流防止などがあります(内容省略)、一般地のこれらの水栓はコマがスピンドルに固定されていません、なぜなら、管内に負圧や逆圧が生じた場合、そのコマが塞がり、汚染防止・逆流防止の効果があります。そして、施工規定の中にも吐水口の先端から水が溜まるあふれ面までの距離を確保する為の、”吐水口空間”と言うのが定められており、例えばホースなど接続したりする場合の使用には十分注意が必要です。

 
 
 
 
 
 


 

 

 2ハンドル混合栓(写真は”台付”2ハンドル混合栓で、壁から付いてるのは”壁付”です)
この水栓は上記の単水栓と同様に、水を出し止めする仕組み自体は一緒ですが、その仕組みが2ヶ所あり湯水混合になります。修理自体に大きな問題を抱えることは少ないと思います。DIY紹介ではまだこの水栓を紹介していませんが、ハンドル上部の青や赤の部分を先の尖ったもの(カッターでも良い)で、隙間からピロっとこじれば、中にビスが見えます。そのビスを外しハンドルを外して(ハンドルがはまるギザギザ付きの樹脂部品を無くさないように)から、多少ナット類の形状こそ違いますが、単水栓同様にパッキン類を交換出来ます。但し、こちらは旧型の水栓を参考にしてるので、部品に互換性があるのが多いですが、用途により最近ではその部品一体型にして、専用部品にしてる製品も多くなっています。
 
 
 

シングルレバー混合栓・サーモスタット混合栓

 
そして、現在住宅では主流となっている『シングルレバー混合栓』や『サーモスタット混合栓』、これは構造が複雑なので、内部部品の修理には我々業者でも慎重になってきます。
その理由はメーカー・各機種によって内部部品の互換性の無さ、それと同様に部品点数の多さ、そして部品代が高価で分解方法も様々です、中にはメーカーの専用工具が必要な物も、本体を脱着しなければならない物もございます。
なので、このような修理は水栓のメーカーのメンテナンスが当然そのノウハウを持っています。
設備業者が内部分解修理をするには、仮に水栓本体側に異常があって内部部品交換で治らなかった場合や、他の部品が必要な場合(2重手間)など、そのリスクは業者の責任問題・保証問題、その後のお客様との話し合いに問題点が出てきます。

その細かい理由を少し説明させて戴くと・・
上部の単水栓など違う注意点で、その内部に使用されるOリング等のゴム類と本体側に接する部分の特性が上げられます。
単水栓等に使用されるゴム類は、締め込んだり、押し付けたりしてその力でゴムを変形・密着させて、流体の流出を阻止してるものが多いのですが、これらの水栓はOリング系のゴム類が多用に使用されていて、それらは必ずしも締め込み等でゴム自体を押し付けて密閉するものでもなく、流体の圧力によりゴム部自身が変形する時に出来る作用を利用している為、基本、締込み部はそのゴムを押し付ける、と言うより、主に抜け防止の為の締込み作業が多くなります。

なので、機種それぞれ絶妙な隙間と間隔で製造・組合せされていますので、例えば、本体側の劣化や変形や汚れなどと同時に、補修部品との位置や組み合わさりかたの微妙な関係が重要な要素になります。

それは見た目ではわかりませんし、不具合が補修部品交換で治れば幸いですが、現実的にはやってみないとわからない事に繋がります。が、生活に密接するこれらの水栓は、例えば、取外して持ち帰り分解オーバーホールする、と、言ったような対応は時間も費用の面からも現実的ではありませんので、これらの内部修理には主にそこにリスクが高いので注意が必要だと言うことです。

例えば、こんな水栓。↓

 

 
 
 

 
 
 
 

シングルレバー混合栓(写真は”台付”シングルレバー混合栓で、壁から付いてるのは”壁付”です)
近年ではこのタイプが一番見かける事が多いと思いますが、その用途や種類も様々です。基本的にこの水栓は、本体内部のバルブ部(カートリッジ)が、止水と混合のすべての機能を有してます。使うときの操作はレバーの上下左右ですが、このバルブ部内部ではゴム類は使用していなく、非常に精密でセラミック等の素材が組合わさり、前後左右に動いて、素材同士の摺合せによって水がコントロールされますので、上記の単純な水栓のようにパッキンを押し付ける動きはしてない事をイメージして下さい。又、その他にもOリングやVパッキンと言ったような部品があり、これもすべて互換性がありません。そして、上部のハンドル式に比べ、そのゴム類が本体側に接している部分の径が大きいうえ、水の流動方向への断面距離は非常に短く、そこが稼働する物しない物と分かれますが、上記に書かせて頂いたOリング系のゴムの特性などにより、本体側の金属の摩耗や腐食・水アカや錆などの微妙なゴミ・キズなどにも比較的弱い性質をもっていると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

サーモスタット混合栓(写真は”壁付”サーモスタット付きシャワー水栓で、台から付いてるのは”台付”です)
サーモスタット(自動適温維持装置)付きの水栓ですがシャワー付などで浴室に使われる事も多いですね。
こちらは、使い勝手は良い反面、非常に部品点数が多く複雑です。サーモスタット内部は熱による形状記憶合金を利用してると聞きますが、詳しい原理まではわかりません。こちらも内部部品の互換性はありません、それぞれの部品と本体がゴム類やバネ類を使用して複合的に組み合わさっていて、その心臓部はやはり素材自体の摺合せにより稼働していたりします。又、内部のゴム類自体も上記で書かせて頂いたOリング系のゴム類が多く使用されております。そしてその構造も分解組立方法も様々で、メーカーの機械的技術が集約されていると思う商品ですので、内部修理に関してはさらに慎重になってきます。
 
●以上のようなこれらの水栓が、ユニットバスや洗面ユニットなどに使われている場合、そのほとんどの水栓が、そのユニット専用品となっている為、仮に交換予定する場合、条件によっても異なりますが、基本的にはそのユニットのメーカーやシリーズ・型番から調べて、旧型の場合は代替品など、ユニットに合う専用水栓を選定する必要があります。
 
 

その他の水栓

水栓でも色々あります、見た目、ハンドル式の水栓でも、その内部は安価で単純な部品を使用せずに、互換性がない専用部品や、分解組立も容易ではない物もございます。
見分け方は、ハンドルが90°しか動かない水栓や、本体部が隠れれてハンドル部しか見えてない水栓など。
 
例えば、こんな水栓。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
商品名は緊急止水付横水栓ですが「単水栓」です。(混合栓もあります)
近年よく見かける洗濯機専用の水栓です。
自動洗濯機の場合、洗濯機ホースの先まで常に水栓全体に水圧がかかった状態で使用してる物です。それに合わせ耐久性・安全性など考慮して、ホースが外れた場合の緊急止水や、本体の耐圧性や、水道本管への汚染防止・逆流性能などを考慮した構造だと思います。部品点数は少ないですが、一体型の部品で安価とは限らず互換性もないのが特徴です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2ハンドル混合栓
2ハンドル混合栓とは言っても、またこれは構造が様々です。この水栓は普段見えてる部分と、本体部がカウンターなどの下に分離しているものです(いわゆるセパレートタイプです)。この参考の水栓は洗面器用ですので見た目より、細かい部品点数が多いのが特徴です、但し、そのほとんどが接続部品であり、内部部品は限られてきます。似たような水栓で、浴室従来工法(作り風呂)の埋込タイプがありますが、それらはタイル等に埋め込んで施工してある為、交換は容易ではございません、その為、埋込部分の接続は最小限に抑え本体は一体型が多く、メーカーも上から修理出来るように考えております。このようにタイプもまた分かれますが、この参考の水栓では、その構造は単純にコマパッキンなどで止水するものでは無く、一体型の部品構造で摺合せによって水をコントロールしている製品です。なので、その部品の互換性もなく、分解も容易ではない為、専門的になってきます。
 
 
 

メーカーからのお知らせ-TOTO

2013/03/14 16:42 に MATSU NORITAKE が投稿

●メーカーからのお知らせで、特に重要な情報を記載いたします。
●今回はTOTOからの情報です、詳しくは下記のサイトよりご確認下さい。
 
■■■ 商品に関する重要なお知らせ ■■■
対象製品、お問合せ先など、詳しくは各ページをご確認ください。

◇石油直圧式給湯機の点検・部品交換に関するお知らせ
   ─> http://www.toto.co.jp/News/kyutoki/index.htm
◇卓上型食器洗い乾燥機の点検・修理に関するお知らせ
   ─> http://www.toto.co.jp/News/wup/index.htm
◇温水洗浄便座一体形便器の点検・修理に関するお知らせ
   ─> http://www.toto.co.jp/News/wl/index.htm

第44回 管工機材・設備総合展

2012/09/12 22:19 に MATSU NORITAKE が投稿

日  時  :平成24年10月10日(水)~12日(金)3日間
開催時間 :9:30AM~5:00PM(初日のみ10:00AM~)
 テーマ  :「つなげよう 明るい未来へ 設備展」
 場  所 :東京都立産業貿易センター浜松町館3・4・5階

詳しくはこちらまで→東京都管工機材商業協同組合 http://www.tokanki.com/
一般の人も入場出来るようなので、興味がある人は足を運んでみてはいかがでしょうか

TOTO タンクレストイレ ネオレスト/ウォシュレット アプリコット新発売

2011/12/20 22:19 に MATSU NORITAKE が投稿

TOTOからのお知らせ。
 
  ウォシュレット一体形便器の環境性能をさらに進化させた新「ネオレスト
  ハイブリッドシリーズ」を、2012年2月1日(水)に発売します。
 除菌効果のある水を自動で便器ボウル面にふきかけ、便器を除菌する新機
 能を搭載します。床排水タイプでは3.8L洗浄を実現しました。
 ◇新「ネオレスト ハイブリッドシリーズ」
 詳細は─> http://www.com-et.com/mag/link/20111220/a01.htm

 新「ウォシュレット アプリコット」を2012年2月1日(水)に発売します。
 除菌効果のある水を自動で便器ボウル面にふきかけ、便器のきれいを長持
 ちさせる新機能を搭載します。便座の厚さ99.9mmのスリムデザインでフル
 モデルチェンジします。
 ◇新「ウォシュレット アプリコット」
 詳細は─> http://www.com-et.com/mag/link/20111220/a02.htm

工事費用について

2011/07/19 23:59 に MATSU NORITAKE が投稿   [ 2016/07/18 23:34 に 則竹工業松本 さんが更新しました ]

●工事費用の参考。
費用の提示には様々な問題があります。
お客様にとっては費用がどれくらいかかるか見積もり依頼する前に知っておきたいところですが、仕様・工法が異なる建築設備の工事はけっして一樣とはなりません。

よく目にする[○○工事:○○○円~]の表記やパック化された工事はとても分かりやすくて良いのですが、実際の費用との差が大きくなる可能性があり、弊社ではそのような料金表は恐縮ですが作成しておりません。

参考までに、これまでの修繕や改修工事など個人のお客様から依頼を受けた(業者間は除く)費用の履歴の一部を抜粋してPDFファイルにて添付しました。

※各工事の詳細は記載していない為、あくまでおおまかな概算費用の参考としてご覧下さい。(転用禁止)
※並びや項目がバラバラで改善のよちもまだまだありますが、まずは少しでも情報をお客様と共有できたらと思って公開いたしました。
※お見積りは基本無料です。
 
 ●計画~設計~積算について
 トップメニューの一つに「リフォームについて」を掲載したしましたが、新築とリフォームと大きく2つに区分した場合、その性質の違いにより、その費用の算出も大きく異なってきます。
 
新築の場合の設備設計は、基本的に何も無い状態から、ある意味自由に設計して、お見積りしますので、一定条件の元、積算・見積が出来ます。しかし、リフォーム(修理・交換・改造・改修)は、その工事の大小に関わらず、その過去~現在に至る物件の仕様は多種多様であり工法も様々です、その場合の設計~見積には細心の注意が必要になります。
 
工事費用というのは、業者や担当者のスキルや考え方、設計や施工方法によっても大きく変わります。
 
私も、一時は料金表作成も考えましたが、やはり工事の細かな詳細がない状態の料金提示はかなり難しく、条件により工種や工法・資材や材料・使用する機械工具も違えば技術料も違います。単に、工期や日数や時間で考える場合も多いとは思いますが、設備工事は各工種が複合される事も多く、積算過程ではそれは算出の一条件にすぎません。
 
弊社の積算は、どんな工事であれ、現場状況をよく把握し、様々な発行物(業界団体が定める物)・参考書・情報収集など常に行い、無数にある情報を元に工種・区分による細かい歩掛設定・単価設定・原価管理など行い、適正な価格を常に意識し、見積・積算を行なっております。そうする事が、安定した価格の設定、費用とサービスのバランス、安心・信頼を提供できるものだとも私は思っていていますが、それは、今はじまった事ではなく従来から積み上げてきた建築設備積算の基本です。
建築関係はどんぶり勘定が多い業種ですが、私は多少時間が掛かってもその基本を忠実に行い、計画~積算を行っております。
 
又、弊社では原則、成果報酬を目的としています。
設備工事には実際にやってみないと、わからない、判断出来ないという場面が特に漏水や詰まりなどの案件に多々あります。
例えば、一度作業を行いその時点ではまだ成果も出ないまま、ただ単に作業の対価としての報酬はふさわしくないと感じております。
そんな場合状況により異なりますが、調査・報告だけのご請求は極力控え、仮に工事が広範囲や大規模に以降した時には、話し合いの上その初期段階の作業は値引きで調整したり最終的にお客様に納得して頂ける工事を目指して全力を尽くしております。工事の流れ→事前見積ができない初期チェック方法
 
そして、当サイトを作成してから電話やメールのみで費用のお問合せが多くなってきておりますが、恐縮ですが安易にはお答えできません。

繰り返しになりますが、現場は百人百様・千差万別ですので、現場を見て・触り・測り・確認・そして調べ検討する事がとても重要です。
又、それらをを出来るだけわかり易くお客様に説明し、その後の維持管理法やお付き合い方も含め話し合う事も必要です。

私は一度工事をさせて頂いたお客様はお得意様と思っております、月日が経てば忘れる事もあるかもしれませんが、近年はPCで情報管理もしておりますし、現場に行くと思い出す事もあります。
 
昔、ある設備業者の大先輩に、「どんな事でも、打合せ80/工事20」と教わりました、それは技術だけじゃなく、現場をスムーズに行う為、お客様と信頼を築く為、色々な意味が込められてるとおもいます。
 
お客様によく「わからないからまかせるや!」と言われも事があります。それは、お互いの信頼があるかないかで、その意味も変わってきます。正直、私は説明能力が上手い方ではないとは思いますが、お客様に納得して気持ちよく工事をご提供させて頂けるよう、日々、努力してまいりますので宜しくお願い申し上げます。
 

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